
- 釣った魚を食べる -
ニュージーランドでは、野生のトラウトとサーモンの売買は厳しく禁じられています(養殖魚はOK)。よって、それらを(しかも新鮮なうちに)食べられるのは、釣り人の特権と言えるでしょう。 もちろん、鮮魚調達のために渡航する日本人フライフィッシャーは誰1人いないはずですが、死闘の末に魚が深刻なダメージを負ってしまった場合には、おいしく食べてあげるのがマナーと思います。私はエラからの出血が止まらないレインボーを食べたことがありますが、それはそれは絶品でした。コンディション良好のブラウンも食べたことがありますが、こちらはレインボーのおいしさには遠く及びませんでした。ですから、魚影が濃い川や湖であれば、レインボーを1匹だけ持ち帰って食べてみることをオススメします。 ただ、日本人だからといって刺身にして食べるのはどうかと思います。寄生虫のリスクを考え、念のため火を通して食べた方が安心です。もし、数日で食べ切れないと判断した場合には、余分な切り身を宿泊施設のオーナーにあげれば喜ばれることでしょう。新鮮かつ希少な食材ですからね! 日本の渓流では、資源保護の観点からもキャッチ&リリースが当然と思いますが、ニュージーランドではそれが全てではないと思います。「とてもおいしかった。」は良い思い出になるでしょう。「このままリリースしても・・・」と思った場合には、魚種に関わらず迷わず夕食のテーブルに乗せるのが私のポリシー。食事の前には胃内容物の調査もじっくりできるので、一石二釣です。


エトセトラトップへ戻る

|