
- つがいのカモ -
11月〜12月、落差の少ない河川を釣る際に最も警戒すべき動物が、つがいのカモ(Paradise Shelduck)です。巣やヒナを守る意識は水鳥の中でもトップクラスで、彼らの縄張りに入ると、こちらの気を巣やヒナから逸らすために"必ず"上流のプールへ舞い降りて鳴きながらバシャバシャし、「私は翼をケガしているので、どうしても飛べません。」という白々しい演技をします。 プール1つであれば問題ないのですが、次のプールでも、その次のプールでも飛んで行っては同じことを繰り返すのです! 個体によっては、それが500m以上も続きますから悪夢です。特にメス(白頭の方)のしつこさは特筆すべきもので、鳴き声もヒステリックなので非常に厄介です。 対策ですが、彼らが上流側のプールに着水したら、物陰に身を隠しましょう。そうすると、「あれ? アイツはどこ行った?」という感じで流れを下って来ます。彼らが真横を通過したタイミングで「ワッ!」と脅かすと、驚いて下流側へ飛び立ち、そのまま帰って行ってくれます。困ったらお試しを。

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